働きやすいオフィスレイアウトとデスク配置のコツ
こんにちは。
群馬オフィスづくり.comです。
群馬オフィスづくり.comは群馬県で、オフィス環境の整備、内装工事、メンテナンス工事、移転工事など、オフィスに関する幅広い工事を一括で対応しています。
今回は働きやすいオフィスレイアウトとデスク配置のコツを解説します。
オフィスレイアウトの定義と目的
オフィスレイアウトとはデスクや通路および収納やパーテーションなどの配置計画を指します。単に机を並べるだけではなく、社員が効率的かつ快適に業務を行える環境を構築することが目的です。
近年の働き方の多様化やテレワークの普及に伴い、オフィスには執務の場に加え、コミュニケーションや学習の場としての機能も求められています。そのため集中作業を行うエリアとチームで議論を行うスペースの双方が必要です。
また増員や組織変更が生じると、既存のレイアウトでは動線の混雑や騒音の問題が発生する場合があります。このような状況では部分的な修正を行うよりも、レイアウト全体を根本から見直すことが業務効率の改善に有効です。
デスク配置の基本パターン
デスクの配置には複数の代表的なパターンが存在します。各パターンの特徴を把握することで自社の業務形態に適した形式を選定できます。
並列式（スクール型）
社員全員が同一方向を向いて着席する配置です。視界が一定のため集中しやすく配線管理も容易ですが、他者と視線を合わせにくいためコミュニケーションの頻度は低下する傾向にあります。
背面対向式
デスクを背中合わせに配置する形式です。互いのモニター画面が見えないためプライバシーが確保されます。壁やパーティションに向かうため集中しやすく、振り返れば背後の同僚と会話が可能です。ただし背中合わせとなる空間が通路となるため十分な幅を確保する必要があります。
対向島型（クラスター型）
4名から6名程度のグループ単位で島を作る配置です。チーム内での意思疎通が容易であり新人教育や業務サポートに適しています。一方で島ごとに情報が閉鎖的になりやすく他部署との交流が希薄になる可能性があります。
フリーアドレス
固定席を設けず任意の席で業務を行う方式です。部署を越えた交流が促進され出社人数に応じた柔軟なスペース活用が可能ですが、座席確保の手間や私物管理に関するルールの策定が必要です。
同一面積であっても最適な配置は企業ごとに異なります。業務内容や情報の機密性、コミュニケーションの必要頻度や出社率などの要素によって適正なレイアウトは変動するため、事前に自社の課題を整理することが重要です。
快適な執務環境を構築するための要点
通路幅と動線の確保
通路幅が狭いと移動が困難となりストレスの要因となります。1人が通行する場合は90cm前後、すれ違う場合は120cm以上が一般的な目安です。主要な動線は安全性を考慮し十分な幅を確保することが推奨されます。
パーテーションと間仕切りの活用
集中エリアや打ち合わせスペースの構築には間仕切りが有効です。低いパーテーションは視線を遮りつつ開放感を維持でき、高いパーテーションは遮音性と遮蔽性に優れます。ガラスや半透明素材を採用することで採光とプライバシーの両立が可能です。
照明および電源設備の計画
机上面の照度は作業効率の観点から500ルクス前後が推奨されます。コンセントやLAN配線は事前に必要箇所へ敷設することで追加工事を防止できます。デスク下にケーブルトレーを設置すると足元の配線整理が可能です。
音響と視線の制御
通話頻度の高い席は壁や窓から距離を置くことで反響音を抑制できます。モニターは目線と同じ高さに設定することで身体的負担を軽減できます。また来客動線からPC画面が視認されない配置への配慮も必要です。
将来的な変更への対応
キャスター付きデスクやモジュール型什器を採用すると組織変更時の対応が容易です。座席数にあらかじめ余裕を持たせることで繁忙期の増員やプロジェクト単位のチーム編成にも柔軟に対応できます。
群馬オフィスづくり.comについて
群馬オフィスづくり.comは、年間250件以上のオフィス施工実績を有しており、オフィスのレイアウト設計はもちろん、内装工事の施工にも対応しています。
大規模なオフィス移転に関しても、施工までワンストップでご対応可能です。オフィス工事に関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
