オフィスのトイレ工事前に確認すべき6つの項目

 

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工事の専門業者に全部お任せをオススメしない理由


 

 

「トイレ工事をしよう!」という話があがった際、まず何から始めるか?

担当者の多くは、専門業者に問合せをしますよね。

そして、現調や見積依頼をして、工事の計画、着工をしていきます。

 

会社で担当者を任された方は、工事に詳しいという人ばかりではないと思います。

まして、通常の業務も忙しいと思いますので、

業者に全てお任せしてしまうということも多いでしょう。

 

しかし、

トイレ工事をする際に、業者に丸投げというのはあまりオススメしません。

 

なぜかというと、

専門業者は、工事に関してプロですが、御社の内情に関しては知りません。

御社の課題をヒアリングし、最適なトイレを提案してくれる業者ばかりではありません。

だからこそ、御社に最適なトイレ環境をつくるためには、

業者に工事を丸投げしてしまうのではなく、会社を良く知る担当者が工事に関わることが大切です。

 

今回は、工事についてあまり詳しくない、日常業務で忙しい、そんな担当者の方のために、

トイレ工事で失敗しないための、工事前に必ず確認したい項目について解説いたします。

 

 

「トイレまでの動線やトイレ周りの環境を確認する」


 

トイレはオフィスの中でどこに配置するかを考慮する必要があります。

 

なぜかというと、例えば、

事務室内の一角にトイレがあったらどうでしょう。

扉一枚向こう側に仕事をしている人がいるというのは、少々落ち着きません。

入る際には、人目を気にしてしまいますよね。

 

また、部屋内でなくても、事務室や会議室など従業員の使用頻度が高い部屋に隣接されていると

やはり人に会いたくないという気持ちになって、行きづらさを感じますよね。

 

このようなトイレには擬音装置を設置すればいいと思いますが、

トイレの出入り口に人の目があることのストレスは解消しづらいので、

トイレ工事の前に既存のトイレ配置で良いのかトイレまでの動線や環境面で配慮をしましょう。

 

また、敷地が大きい、階数があるオフィスにおいては、トイレを分散させた方が良いでしょう。

 

トイレまで距離がある、階段を登らなければいけないなどの環境下では、

誰でも使いやすいトイレとは言い難いですよね。

分散させると混雑を避けられるというメリットもありますので、

トイレの場所についてはこのような検討も必要です。

 

 

「トイレの数は決まっている?オフィスのトイレの規則について」


 

「オフィスのトイレ台数に決まりがある」って皆さん知っていましたか?

 

オフィスのトイレの必要数や設置に関する規則が実は法律で決められています。

 

 

労働安全衛生規則 第三編第七章清潔(第六百十九条-第六百二十八条)

(便所)

第六百二十八条  事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。ただし、坑内等特殊な作業場でこれによることができないやむを得ない事由がある場合で、適当な数の便所又は便器を備えたときは、この限りでない。

一 男性用と女性用に区別すること。

二 男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者六十人以内ごとに一個以上とすること。

三 男性用小便所の箇所数は、同時に就業する男性労働者三十人以内ごとに一個以上とすること。

四 女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者二十人以内ごとに一個以上とすること。

五 便池は、汚物が土中に浸透しない構造とすること。

六 流出する清浄な水を十分に供給する手洗い設備を設けること。

2  事業者は、前項の便所及び便器を清潔に保ち、汚物を適当に処理しなければならない。

 

 

オフィスのトイレ環境についてはこのように労働安全衛生規則で定められています。

従業員が過ごしやすいトイレにすることは、企業側の配慮ではなく、義務なのです。

そのことを踏まえて、トイレ工事前に確認しておくべきポイントを抑えておきましょう。

 

 

トイレの決まりその①

 

男性用、女性用のトイレを区別して、同じ空間にしない。

 

トイレの個室が男女共用や、同じ空間に男女が一緒になる可能性があるトイレは、まだまだ多いですよね。

トイレでばったり出くわして気まずい雰囲気になることや、

男女共用のトイレを使いたくないと不快な気持ちになってしまうことは正直避けられません。

 

女性で共用トイレに拒否反応が出ることは想像しやすいですが、

男性にとってもかなりストレスがかかるのではないでしょうか。

お互いに落ち着けないですし、

セクハラに捉えられやすい状況にもなるので、トラブルを考えると、

従業員にとって良いことはありません。

 

既存のトイレが男女共用になっていた場合は、

今までの間取りを変更し、男女が別々になるようにしていきましょう。

 

 

トイレの決まり②

 

オフィスに設置するトイレは最低限の台数が決まっています。

 

■男性用トイレ(個室)

・60人以内で1室必要

・60人を超えるごとに1室増やす

 

■男性用小便器

・30人以内で1箇所必要

・30人を超えるごとに1箇所増やす

 

■女性用トイレ(個室)

・20人以内で1室必要

・20人を超えるごとに1室増やす

 

しかしこれは、必要最低限の数ですので、この基準を元にした設計では

必ずしも快適なトイレになるとは言えません。

待ち時間が出来てしまったり、今後利用人数が増える見込みがあるなら

台数に余裕を持って設置する必要があります。

トイレ設備のメーカーのLIXILが設けた「適正器具数の算定」という基準では、

労働安全衛生規則で定められた台数に対し、1台程度加えた台数を最適としています。

 

男女によってもその基準は異なりますので、下の表を参考にしてください。

 

 

 

 

 

「トイレの個室のサイズを考える」


 

トイレの個室はある程度の広さが必要があります。

縦幅はドアの開閉や立ち座りの際にある程度の広さがないと不便ですが、

横幅についても考慮する必要があります。

横幅も広く取ることで個室の圧迫感が軽減されます。

 

具体的には、この数値を参考にしてください。

横幅は70~80cm程度

奥行きは便座の先端から40~50cm程度が一般的に使いやすい個室のサイズです。

 

 

「電源や照明の数や場所を確認する」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しいトイレにはウォシュレット機能を付けたい!

温水式便座や擬音装置を取り付けたい!

という時に、各個室には電源が必須になります。

トイレは水回りですので、アースを付けるなどして、安全に使用できるようにしましょう。

 

また、照明についても検討しましょう。

個室を増やしたり、間取りを変えると、以前の照明の位置によっては

個室内が暗く感じたり、照明の数が足りないといったことが発生する可能性があります。

そのままでも使用上問題はないかもしれませんが、

照明が少ないために薄暗さを感じるトイレより照明が明るいさわやかなトイレの方がいいですよね。

 

そういった点を踏まえて、トイレ工事の計画段階で、電源や照明の設置について検討しましょう。

 

 

「洗面器や化粧直しのスペース」


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トイレで過ごす時間の中には、洗面器や鏡を使う時間というのは必ずありますよね。

手を洗ったり、身なりを確認したり。

特に女性であれば、トイレで化粧直しや身だしなみを整えることがあるので、

こうしたスペースは重要になります。

デパートや公共施設などではパウダールームがあったりと、女性の使いやすさを重視していますよね。

洗面器の数が少なくいつも渋滞してしまったり、

そもそも鏡もないというトイレは女性目線になると、改善の余地があります。

 

 

「トイレは来客用か?従業員用か?」


 

最近のトイレは使いやすさだけでなく、見た目が美しく綺麗なトイレも増えていますよね。

しかし、ただ見た目をよくすればいいのかというとそれは違います!

 

それに、見た目を良くするにもお金をむやみにかけられないです。

 

だからこそ意識していただきたいのが、利用する人が誰なのか考えることです。

実は、各階すべてのトイレに同等にお金をかける必要はありません。

 

利用する人に合わせて最適なトイレにすることが重要です。

 

 

トイレ工事で、上記の項目を事前に確認しておくことで、スムーズな工事が行えます。

また、追加工事がよくあるのですが、そういったことも少なくすることができるので、

工事が長引かなくなり、業務への支障も抑えられます。

 

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はじめとした各種工事からオフィス家具選定まで幅広く対応していますので、

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